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ヴァン・ヘルシング
/ ハピネット・ピクチャーズ ISBN : B0002J4FFA スコア選択: ※※※※※ ブラム・ストーカーの著した「DORACULA」はゴシック・ホラーの金字塔となった。 「魔人ドラキュラ」(1931年)は、ベラ・ルゴシの名演によりユニバーサル映画の代表作の一つとなっている。 その主要登場人物であるドラキュラ伯とその天敵ヴァン・ヘルシングがまたもやユニバーサル映画に登場だ!! ってことで、今回は「VAN HELSING」。 主演はヒュー・ジャックマン(X-MEN)。 ヒロインにはケイト・ベッケンセール(アンダーワールド)。 そして監督はスティーヴン・ソマーズ(ハムナプトラ)。 このメンツの落ち着くところはココしかないでしょう。そう、アクションアドベンチャー大作! もう、ノンストップで飛ばしまくりです。 1888年、モンスター・ハンターのヴァン・ヘルシングはローマの枢機卿よりルーマニア行きを命ぜられる。 400年の昔より吸血鬼と戦ってきたヴァレリアス家の王子ヴェルカンとその妹アンを助けよ、との命である。 折しも、ドラキュラ伯爵はフランケンシュタインの発明を利用する世にも恐ろしい計画を練っていた。 ドラキュラの花嫁達が空を舞い狼男が地を駆るトランシルヴァニアの地へ、ヴァン・ヘルシングと修道僧カールが乗り込んだ! ...ってワケで、今回のヴァン ヘルシングは心理学の教授でもなければおじいちゃんでもありません。 (ついでにフランケンシュタインは学者っぽいんだけど、同時に城持ちの貴族だったりする) 全然話がちがうじゃん! いや、まあそうなんだけど、かといって過去の諸作品からキャラクターの名前を借りてきただけでは無いところに、この作品の面白みがある。 例えば冒頭のシーン。 フランケンシュタインの怪物は民衆に追われ、風車小屋へ逃げ込む。 これって、ユニバーサル・ホラーの「フランケン・シュタイン」へのオマージュなんですよね。 その他にも、フランケンシュタインの召使いイゴールが登場してたり、ホラー作品へのリスペクトたっぷり! おまけに、バチカンの兵器研修所のシーン。あれは誰がどう見ても「007」! それにヘルシング達の身長を測ってた棺桶職人らしき男...もしかしてあれは黒澤明の「用心棒」??? これ程壮大な「お遊び」ってのはなかなか見られるモンじゃないっすよ。 この映画。なんと言ってもドラキュラの3人の花嫁が好演してます。 衣装は軽く、美しく。かつ大胆に。 その野生は狼より貪欲に、禿鷹より残忍に。 叫び声は聞く者が恐慌をきたすような金切り声で。 ...すんごくキャラ勝ちしてます。 モンスターってのはこうでないと。 何かもう、ヒロインのケイト・ベッケンセールよりも花嫁達のファンになっちゃいそうです。 他のキャラもなかなかに、ナカナカです。 やたらとシェイクスピアばりな立ち振る舞いのドラキュラ伯爵。 「そんなんなったら、普通死んでるだろ?」って思わせるぐらいにタフなアン王女。 思いっきりアメコミヒーローチックなヴァン・ヘルシング。 ツッコミどころは沢山あるんだけど、どれを取っても「監督。確信犯だろ?」と言いたくなるようなノリが最高ですね。 いや、参った。 この作品。評価するにはこのひと言しかありませんね。 面白れぇ!! 最後に。 ...ラストシーンのあの表現って...JOJOの影響...だよね? original text:2004/08/30 p.s. ネタバレ映画館様にTrackBack (2004/09/05) #
by jemini-x
| 2004-09-04 08:15
| 0041~0050
サンダーバード 実写版
/ ISBN : B00017YVCA スコア選択: ※※※※ えーと、まず最初にこれだけは言わせて下さい。 2号が、...2号がロンドン上空を飛んだよ~!!嬉し~い!! さて、紹介・紹介っと。 時は2020年。元宇宙飛行士のジェフ・トレーシー(ビル・バクストン)が設立した「国際救助隊 サンダーバード」は、世界各地で起こった災害に対して最も早く駆けつけ人命救助を行う組織として名を馳せていた。 そのサンダーバードの基地であるトレーシーアイランドには末っ子で、唯一隊員となっていないアラン(ブラディ・コルベット)も夏休みの為に帰省していた。 そんな中、宇宙に浮かぶ監視センターであるサンダーバード5号に突如、緊急事態が発生する。 直ちに5号の救援に向かうトレーシー・ファミリー。 しかし、これはジェフに恨みを持つフッド(ベン・キングスレー)の罠だった。 トレーシーアイランドに残されたのはアランや技術者のブレインズ(アンソニー・エドワーズ)らバックアップスタッフとその家族のみ。 いとも簡単にトレーシーアイランドを制したフッドは、更にサンダーバードをおとしめる暴挙に出ようとするが... はっきり言っておきますが、ノーテンキなファミリー向け映画が嫌いな方は、ちょっと受け付けない作品だとは思います。 (あと、サンダーバードは好きだけど「オリジナルに完全に忠実でないと」って方もね。) しかーしっ! 「ちょっとブレインズひとりトシ食い過ぎ」とか「パーカーさん、似てねー」とか違いはあっても、このどこか緊張感に欠けるノーテンキさはまさしくサンダーバードだ! 意外にも、監督のジョナサン・フレイクスはサンダーバードと聞いてフォードの車を連想するような方だったそうである。 (というのもイギリス・日本では超・有名なサンダーバードが、アメリカではマイナーなんだとか。) にしては...最初から飛ばしてくれます。 そう、格機のアップと共に「5・4・3・2・1」とカウントダウンする、あのシーンからオープニングが始まるんですっ! それだけでも充分にオリジナルにリスペクトした作品。 物語中盤のの「スパイ・キッズ」的ノリはお子様達に任せないといけませんけど、サンダーバード活躍の各機のシーンは大人でも充分に楽しめます。 それになんつっても、2号が、...2号がロンドン上空を飛んだよ~!!(←しつこい) うーん、いろいろ書きたい事はあるんだけどまとまらないなぁ。 んじゃ、2点だけ。 悪役のフッドを演じたのはベン・キングスレーなんだけど、やっぱりあそこはユル・ブリンナーにやってもらいたかったなあ。 って既にユル・ブリンナーは故人。 仮にご存命だったとしても、年齢的に無理はあったどろうけどね。 ユル・ブリンナーのあの怪しげ、かつセクシーな格好良さをオリジナルのスタッフが取り入れちゃった為に、フッドの人選は難しかったでしょうね。 で、レディ・ペネロープ。 マシン上でストーリーの大半を過ごす事が多いトレーシー一家の代わりに、地上スタッフとしてストーリー進行役の要となっていたのがブレインズと、このレディ・ペネロープ。 今回この女性エージェントを演じたのがソフィア・マイルズ。 「フロム・ヘル」でジョニー・デップの奥さんになってたそうです。 ペネロープの衣装って明るいピンクばっかり(彼女の乗る車、FAB-1もピンク!)。 この色って個性が強いから下手すると画面上で浮いてしまうんですよね。 もちろん衣装さんの頑張りもあるんだろうけど、この70年代風の衣装を浮くことなく着こなし、毅然としながらもどこか脳天気なペネロープ嬢を演じきったマイルズ嬢には大きな拍手をあげたいですね。 っていうかソフィア・マイルズ、普通に可愛いぞ。 最後にひとこと。 2号が、...2号がロンドン上空を飛んだよ~!!...違った。そうじゃないですね。 それではみなさんご一緒に! THUNDERBIRDS are GO!! original text:2004/08/08
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by jemini-x
| 2004-09-04 08:08
| 0041~0050
キング・アーサー
/ ISBN : B0002U8NOS スコア選択: ※※※※ 伝説の剣、エクスカリバーを引き抜いた者が、ブリテンの王となる。 その剣を引き抜いたアーサーは、円卓の騎士達と共にその「予言」を「事実」に変えた。 ひどく乱暴にまとめると、アーサー王伝説ってのはそんなお話。 その伝説に真っ向から勝負を挑んだのが「King Arthur」。 この作品「アルマゲドン」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジェリー・ブラッカイマー制作ってのをウリにしてるんだけど、じつはどっちも見てないんですよね。 なので、「ザ・ロック」のジェリー・ブラッカイマーってコトで。 監督はアントワン・ファークア。 主演はクライヴ・オーウェン。ってか、半分はヒロインのキーラ・ナイトレイが喰っちゃってますが。(ハリウッドの北島マヤと呼んであげよう!) ローマ帝国の影響の衰退が続くブリテン。ランスロット(ヨアン・グリフィス)ら徴集され、騎士となった者達はその任期を終えようとしていた。 しかし、ローマ帝国から来た使者は彼らを率いるアーサー(クライヴ・オーウェン)に最後の過酷な使命を言い渡す。 ローマはブリテンより撤退する。その前に敵勢力、ウォードの支配域にいるローマ人貴族の救出を行えと言うのである。 そして、折しももう一つの敵対勢力 サクソンは、大規模な侵攻を開始していた。 うーん、この作品は映画にするのは勿体なかったような気がするなぁ。 上演時間2時間6分の中に、これだけの人物群像を入れるのはかなりキツいです。 ...と、これは悪く言った場合。 良い言い方をすると、キャラクター1人1人がしっかり自分を持ってるところが好感度大。 だから、登場人物同士の会話なんかを見ていてとても楽しいんだけど、その分、時間がなくてストーリーがかなり切りつめられちゃった感じがします。 もっとじっくり見たかったな。 テーマはとてもオイラ好み。 ひとつは、アーサー自身が「予言」を否定しているところ。 どうも「ドラクエ」に代表される「伝説の勇者」だのなんだのってオイラは不条理な感じがしてあんまり好きじゃないんですよね。 アーサーは不幸にもその予言を背負ってしまったワケだけど、「今、自分が闘わなくてはならないから、闘うんだ」としているところに、共感を感じます。 いや、別にオイラはそんな予言には箸にも棒にもかからないんだけどね。 もう一つは、円卓の騎士達の心意気。 騎士ってよりもどっちかって言うと傭兵っぽい描き方をされてたんだけど、まあ地方の雇われ騎士なんてそんなモンで一癖も二癖もある連中だったんだろうね。 で、その彼らが何より欲していたのは自由。 でも、それをかなぐり捨てても戦いに身を投げ出さなければならなくなる。 その理由が、ね。男心をジーンと熱くさせます。 (ところで、"アーサー王と円卓の騎士"って英語では"Arthur and His Knights"って言ってたように思う。チーズは...じゃない、"円卓"はどこに消えた?) で、最後に書いておかないといけないのはキーラ・ナイトレイ。 最近のハリウッド映画の流れに沿って、ナイトレイ演じるグウィネヴィアも力強い女性として描かれています。 いや、嫌いじゃないんだけどね。 ランスロットの「怖いか?」との問いかけへの返事とかは、むしろ好きなんだけどさ。 最後の戦闘シーンはちょっとやりすぎでない? ウォード族ってよりもアマゾネスじゃん、アレじゃ。 しかも山地では湖が凍ってるってことは冬なんじゃ?平地とは言えあの露出度は一体何なんだ!! ...と言わせつつも、ものスゴイ美人なんで思わず許してしまいそうになる。 「ベッカムに恋して」も「パイレーツ・オブ・カリビアン」も見てなかったから余計にオイラには衝撃的だったよ。 ジュリア・ロバーツやニコール・キッドマンに匹敵するね、彼女は。 思わず「パタリロ」のエンディングテーマを思い出してしまったぢぇみにでした。 ♪美しさは、罪~ original text:2004/07/19
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by jemini-x
| 2004-09-04 08:01
| 0041~0050
メダリオン
/ ポニーキャニオン ISBN : B0006B9ZKE スコア選択: ※※※ オバリヨンってのは日本の妖怪の名前で、突然背中におぶさってきて囓りついてくるという「おんぶお化け」系の妖怪。 ...ってオオボケですね。 今回はジャッキー・チェンの日本公開作50本目にあたる、メダリオン。 監督・脚本はゴードン・チャン。 主演は我らがジャッキー・チェン。 「巳年の五月に生まれた少年が聖なるメダルを併せる。その少年が触れると、死者は俄に蘇り、超自然的な力を得る。」 その伝説の力を手に入れるため、犯罪組織の首領・スネークヘッド(ジュリアン・サンズ)が動き出した。 対するは香港警察の刑事、エディ(ジャッキー・チェン)とICPOのニコル(クレア・フォラーニ)、そして同じくICPOのワトソン(リー・エヴァンス)。 しかし、エディは少年を助ける為に命を落としてしまう... まず最初に、この映画。かなりゴージャスですよ。ホント。 アクション監督がサモ・ハン・キンポーなのはまあ、ジャッキーの兄貴分にして盟友であるという立場でもあるので大声を出さないようにしましょう。 でもさ。 恋人役のクレア・フォラーニって、あの、「ザ・ロック」のS.コネリーの娘、ジェイドじゃないっすか! 相棒役のリー・エヴァンスだって「メリーに首ったけ」に出ていたギプス犬! え?違う? すみません、ライバルの1人タッカーでした。 しかしまあ何だ。50歳ですよ、50歳。 ジャッキー、アンタって人は...めちゃめちゃ凄いっ!! なんで50歳であんだけのアクションをこなせるんだ? シュワちゃんや、スタローンがやってるアクションとはワケが違うんだよ、ワケが。 この映画、ジャッキーの作品にしてはワイヤーアクション多用なんですが、ともすればすごく違和感を持たせてしまうこの技術。 数多く出てくるスタントマンの中で、一番自然に見せているのがジャッキー本人なんですよね。 もう一度言っときますが、50歳。 タダモノではありません。 ...とここまで言うとジャンルは普通の「アクション映画」かと思っちまいますが、流石はジャッキーの映画、コメディ要素も満載。 で、良い味出してるのが相棒役のリー・エヴァンス。 最初見てるとね、「なに小ネタばっかりやってんだよ、コイツ」とか、ちょっとイライラしてくる。 ところが、ジャッキーとICPOで再会してからの会話を見てて思わずニンマリ。 ジャッキーが一度死んでから後のシーンでは、もう、声を立てて笑ってしまう。 見事にやられましたよ、エヴァンス君。 さて、ここでこの映画のちょっと斜めから見たお薦め俳優2人。 お稚児さん趣味の女性には(←オイコラ)、アレクサンダー・バオ君。 メダルの力を引き出す初年、ジャイを演じています。 いやホント、なんつー穏やかな表情してるんだ、君は? 好青年...いや好少年ですね。 アクション好き男性陣には、クリスティン・チョン。 リー・エヴァンスの奥さんの役で出てるんですが、いや、俺もあんな奥さん欲しーい(笑) 旦那(リー・エヴァンス)とは対照的に、あの役をメチャメチャ真面目に演じているところがとっても面白いっす。 動きのキレも良く、チョイ役にしておくには勿体ない! ジャッキーの映画って基本的に真面目で、流血シーンとかも少ないんですよね。 安心して楽しめる一作です。 original text:2004/07/04
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by jemini-x
| 2004-09-04 07:55
| 0041~0050
ロック・ユー!― コレクターズ・エディション
/ ソニー・ピクチャーズ ISBN : B00005USPO スコア選択: ※※※※ 歴史物ってのは建物やら衣装やらお金がかかってしまうので、大抵はマジメなものか割り切ったコメディ作品を作るしかない。 その常識に真っ向から挑んだ作品が、今回紹介の「A Knight's Tale」(邦題 ロック・ユー)。 いや、そのお馬鹿な真面目っぷりをとくとご覧あれ。 監督はL.A.コンフィデンシャルなどのブライアン・ヘルゲランド。 主演はヒース・レジャー。 舞台は中世ヨーロッパ。 主人公ウィリアム(ヒース・レジャー)が仕える騎士、ヘクター公は馬上槍試合の途中で命を落とす。 貴族のみが参加を許されるこの試合にウィリアムは代役として出場し、見事勝利を納める。 賞金を手にしたウィリアムはしかし、これで満足しなかった。 「俺は騎士になるんだ」。 この作品、根本では凄く真面目なんですね。 一人の平民出身の男が、騎士たらんとして馬上槍試合に出場し、恋をし、そして勝利を勝ち得ていく。 ちょっとおまぬけシーンも交えながら、でも主人公は一生懸命。 なのに、ぢぇみに が冒頭で「常識に真っ向から挑んだ」と書いたのには訳がある。 この作品、かなり強引にロックしてる訳なんです。 BGMもロックなら、舞踏会もなぜか途中からロック調。 試合を観に来る観客もハード・ロックのファン風のフェイス・ペインティングだし、ヒロインもカラフルなエクステンション(付け髪)を付けている。 しかし、何より冒頭の印象が凄い。 有名なシーンらしいんだけど、Queenの「Rock You」を観客が歌う中試合が始まる...っておい!何でそんな曲知っとんねん!! (注:ところで、このレビューを書いてる当日、「ダイエットペプシツイスト」のCMで同じ曲で同じコトをやってるのを見かけやした(舞台は古代ローマ風だけど)。はっきり言って完全にパクリです。) 強引である。 あまりにも強引である。 でも、それがイヤらしく無い。 なんかこう、「監督がやりたかったんだろうな~」って思えて、むしろ微笑ましい。 そうやって強引にロックを持ち込んでるのに、むしろ作風はポップだし。 「グラディエーター」や「トロイ」なんて大作もいいけど、こういうのも好きだな。 最後に、批判じゃないけどひと言。 主役のヒース・レジャー、あんまりハンサムじゃないです。(汗;) "めんくい"の女性にはウケ良くないカモね。 ヒロインの女の子(シャニン・ソサモン)はまあ、綺麗だけど...はっきり言ってお付きの女の子や鍛冶屋の女性の方が美人じゃないか?(ぢぇみにの主観だけど) "めんくい"の男性にもウケ良くないカモね。(...っておい!) original text:2004/06/21
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by jemini-x
| 2004-09-04 07:48
| 0031~0040
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