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by jemini-x
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0052 極寒の地の皇帝は何を思う? -LA MARCHE DE L'EMPEREUR-
皇帝ペンギン
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一面に広がる氷の世界。
その氷の隙間から顔を覗かせる、凍てつく海水。
水しぶきが上がり、打ち上げられるように黒い塊が姿をあらわす。
コウテイペンギンである。
そしてその瞬間から、何度となく繰り返されてきた「命を継ぐ物語」はまた新たなる始まりを迎える。

と言うわけで、今回は「LA MARCHE DE L'EMPEREUR」(邦題:皇帝ペンギン)のご紹介。
監督はリュック・ジャケ。ナレーションにロマーヌ・ボラージュ、シャルル・ベルリング、ジュール・シュトリック。

原題の「LA MARCHE DE L'EMPEREUR」とは「皇帝ペンギンの行進」の意味らしいです。
その名の通り、これは皇帝ペンギン達の行進をめぐるドラマ。
なんでも彼らは海で餌を採るにも係わらず、南極大陸の内陸 100km の場所にコロニーをつくって子育てをするそうで。
そのため、交尾の為にその地へ向かい、子育ての餌を採るために母ペンギンが、そして母ペンギンの帰還と入れ替わりに父ペンギンが海へと行進する。
そして残された者は過酷な寒さと戦いながら、我が子の命を守って行くんだそうです。


氷の上で滑ってしまう滑稽な親ペンギン達の歩き方に吹き出しそうになりながらも。
愛らしい子供ペンギンの仕草を微笑ましく思いながらも。
壮絶です。
そして、美しい。

命を生み出すという事の原点。
その命を守るという事の原点。
人間が、便利すぎる世の中に生まれてしまったがために時として忘れてしまう「命」というものの原点を、この映画で思い出したような気がします。
「それはどういう事なんだ?」
と問われると言葉として答えることは出来ないんだけどね。
でも、
「相手は所詮トリだよ?そんなもんに負けちゃいられないぞ、人類。」
まあ、そんな感じ。


いやホント、観ている間 言葉を失ってしまった映画というのは本当に久しぶり。
ナレーションは夫婦ペンギンと子供ペンギンの語りを通してなんだけど、
しかも多くの詩的な表現を交えての言葉なんだけど、
過剰な思い入れ無しに彼らの生活を語るような感じで、非常に好感が持てます。
エミリー・シモンが歌う挿入歌も、このフィルムの持つ優しさ・切なさと調和して、エンドタイトルの終わりまで「席を立とうか」という気持ちにさせません。
「文部科学省 特別選定」なんてありがたいのやら余計なのやらよく解らないお題目が頭についちゃってますが、そんなの関係なしにハイティーンより上の年齢の人達には是非見てもらいたい気がします。
いや、このまま放っておくと場末の酒場で酔っぱらっているおっさん臭い事を言ってしまいそうですが、まあ、それだけ心に何かを感じさせる映画。

[参考]
『皇帝ペンギン』公式サイト:http://www.gaga.ne.jp/emperor-penguin/







余談、というか明らかに蛇足ですが。
オイラがこの作品を見ているそのすぐ下の階では、「チームアメリカ★ワールドポリス」を上演していました。
なんつーかね。
ホント、人類ってわけわかんねー。

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by jemini-x | 2005-08-02 22:24 | 0051~0060
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