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じゃりン子チエ (4)
はるき 悦巳 / 双葉社 ISBN : 457572145X スコア選択: ※※※※※ 今回も「じゃりン子チエ」(はるき悦巳 / 双葉文庫)より第101話「おいしいお好み焼の作り方」をピックアップ。 泥棒に侵入され、金を取られるだけでなく商売道具の鉄板の上に"おみやげ"を残されてしまったお好み焼き屋「かたぎや」。 主人、百合根光三は心機一転のため鉄板を入れ替え、"鉄板開き"を行う。 ゲストはチエちゃん、ヒラメちゃん、花井拳骨、テツ。 この一話は文字通り「おいしいお好み焼の作り方」を描いている"だけ"の話なんだけど、その"だけ"が凄い。 お好み焼を焼いているのはストーリー上「お好み焼きのおっちゃん」こと百合根光三だけど、これは百合根の絵を借りて作者のはるき悦巳さんが読者に語りかけてるね。 「ゆうとくけどお好み焼きはメリケン粉のダンゴやないんやどー」 「あんまりお好み焼きをなめるな~~~」 「ワシが作ったんやー、全部ワシのもんじゃ~~~」 いつもは酒が一升を超さない限り「常識的でおだやかな性格」(「人物大辞典 チエ本」じゃりン子チエ研究会/双葉社)と評される「お好み焼きのおっちゃん」なのに、このときばかりはシラフであるにも関わらず妙にエキサイトしてます。 でも、大阪人ならこの感覚はよぉぉく解るんですよね。 「悪いけど、お好み焼きにかんしてはひと言あるでぇ」ってなもんです。 「"スルメの糸切りみたいなの"はウチではいれへんね。一回試してみよか」とも思ってしまいます。 そんなこだわりのお好み焼きなんだけど、実はちょっといい加減。 「鉄板の温度・・・?カンや、カンでやれ」 「これ なんてゆうたかなあ ほれ これ・・・これ 分かるやろ」 あぁぁぁぁぁっ!!どこまでも大阪のおっちゃんの感覚やぁぁぁっ! この、「テッテ的なこだわりの中にに同居しているメチャメチャないい加減さ」が大阪人のパワーなんやろね。 ものすごく愛着を感じてしまいます。百合根ラブリー!! そして最後の一コマのセリフが全てを物語っています。 「ああ、おいしかった・・・」 ああ、お好み焼きが食べたくなってきた... original text:2004/01/25 2004/09/11 追記: 山村Exciteしゃちょーの記事にTrackBack追加。 みんなお好み焼きが好き♥ 山村しゃちょーにも、"スルメの糸切りみたいなの"には挑戦して頂きたいものです。はい。
by jemini-x
| 2004-09-03 00:22
| 0031~0040
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