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0021.どこなんだろうってば!! -犬はどこ?-
犬はどこ?
林 丈二 / 講談社
ISBN : 4062736942
スコア選択: ※※※※※

知る人ぞ知る「路上観察の神様」、林丈二さんによる犬の写真を集めた本がコレ!!
「犬はどこ?」(林丈二 / 講談社)

「犬の写真を集めた本」?「犬の写真集」と違うの?と思ったあなたは鋭い。
違うんですね、コレが。
なぜかって言うと...
  1. 犬種にこだわらない。
    ビーグルやシェパードといった純血種も、雑種もこの本では関係がない。
  2. アップとは限らない。
    写真によっては全体の何十分の一の範囲でしっぽが写っているだけ、なんてものもある。
  3. よそ行きではない。
    まあ、だらしのない寝方をしている写真の多いこと...
  4. 犬が主役とは限らない。
    犬小屋だとか、犬に関する貼り紙に注目した写真も多々ある。

つまり、ちまたで流行の「THE DOG」のキャラクター達とは違ってあまりにも「普通の景色」として犬が存在しているんだな、コレが。

林氏は「犬は好き」だったとしても「犬好き」ではない。
ここがポイント。
「犬好き」にはこういう写真はなかなか撮れないんですよね。逆に。
犬好きの写真はどうなるかって言うと、「老人とカメラ」(筑摩書房 / 赤瀬川源平)の「魚眼の鼻先」の写真みたいになるんですね。
つまり、赤瀬川氏が本文で述べているように「親馬鹿」の撮った写真になってしまう。
ところが林氏は、吠えられないように、犬と距離をとりながら、犬の日常をカメラに納める。
これが新鮮。
いわゆる「犬の写真集」って、よそ行きの、気取った写真が多いんだよね。
撮る方も気取っちゃうし、犬の方もたぶん撮られていることを意識している。
解説で鷺沢萌さんが巧いこと言ってます。「モデルの写真集」。そうでなければ「親馬鹿が撮った子供のアルバム」になっちゃうんだろうね。
でも、「犬はどこ?」は普段着の犬達が満載。

過去に何をしでかしたのか解らないけれど、屋根の上で飼われてしまっている、犬。
何を思ったか、塀の上によじ登ってしまった、犬。
どういう訳か、猫の昼寝の番をしている、犬。
バケツに両足つっこんで、水を飲んでいる、犬。
ショーウィンドウの一角に、自分のスペースをもらって客引きをしている、犬。
犬小屋に座敷まで作ってもらった、犬。
お立ち台に上る、犬。
ただ、ぼーっと寝てるだけの犬。
etc.etc.

も~~~~う、たまんないっす。
なんて言ったら良いのかな?「普段の彼女の、さりげない笑顔を集めた写真集」とでも言おうか?
笑顔とは限らないんだけど、好きな人のさりげない仕草ってとっても良いでしょ?その感じ。
モデルやタレントには出せない、犬のかわいさが満載ですよ、この本は。
original text:2003/04/13

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by jemini-x | 2004-09-02 22:16 | 0021~0030
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